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印材について

アカネとは、柘(つげ)に近い品質を持っている、成長の早い樹木です。
これまでは、ツゲ科ツゲ属の木と、このアカネ材を総称して柘と呼んでいました。
シャム柘などと呼ばれることもありましたが、産地の混同を避けるために「アカネ」と呼ばれるようになりました。
柘は成長が遅いので、国内の環境を保全する為に生産量が減り、アカネ材の割合が増えてきています。
木の繊維がきめ細かく硬さもあるため、木材の中では印材に最も適しています。
象牙や水牛角などに比べると耐久性では劣りますが、安価であり、古くから印材
として親しまれてきました。
捺印後に朱肉を綺麗にふき取って頂ければ、より長く愛用できます。
主な原産地は東南アジア・タイなどです。

アグニ・彩華とは、資源の枯渇・地球環境の保護といった、環境問題への対策としてあたらしく開発された印材で、北方寒冷地で間伐材として伐採される真樺を加工した印材です。
薄くスライスした真樺の単板にフェーノール樹脂を真空含浸させ、必要な厚みに重ねて熱圧成形したもので、通常「積層強化木」と呼ばれます。
その製法から非常に硬く、伸縮やひび割れも少ないといった特徴を持ちます。
長く使用しても割れ・歪みのない強度であり、一個一個の精度のバラツキも少ない印材です。
他の木製の印材と比べても、非常にきれいな木目をしています。
グリーン購入法適合印材としてGPNデーターベースに掲載されています。

黒水牛とは、読んで字のごとく水牛の黒い角から作られている印材で、特に東南アジア・アフリカ産のもの「のみ」が黒水牛と呼ばれます。
硬質で繊維質も豊富、さらに「ネバリ」も持っているため、まさに判子にするにはうってつけの素材です。
また値段も素材としての良さに比べ安価なので、もっとも実用度が高く人気もあります。
高級な服のボタンとして古くから使われてもいますので、もしかしたら皆さんの一張羅に付いている事もあるかもしれません。
当店では「芯もち」と呼ばれる、角の真ん中の繊維が最も緻密でネバリのある部位を使用しております。
牛の角は皮膚の一部から出来ており、主成分はタンパク質です。
原産地は東南アジア・アフリカです。

牛角とは、オーストラリアなどに生息する水牛の角を材料にした印材です。
原産国がオランダの植民地であったアジアだったため、以前は慣用的にオランダ水牛と呼ばれていましたが、産地がオランダであるとの誤解を与えてしまいかねないため、「牛角」という呼称をするようになったところが増えているようです。
気品のある飴色の地に一つ一つ異なる模様が浮かんでいる為、世界にたったひとつの『貴方だけの印鑑』が欲しい方にお薦めします。
印材のネバリ・朱肉の付き・磨耗への耐久性などは黒水牛とほとんど同じです。
当店では、もちろん上質の「芯もち」のみを使用しております。
牛の角は皮膚の一部から出来ており、主成分はタンパク質です。
原産地 東南アジア・アフリカ・オーストラリア

針葉樹の樹脂が地中に落ち、何千年もの時を経て化石となった物が琥珀となります。
長い時間と自然の作り出す琥珀は知名度も高く、映画『ジュラシックパーク』で虫の入った琥珀をご覧になった方も多いでしょう。
琥珀にはランクがなく基本的にはどの商品も高品質であり、宝石のような美しい透明感をもつことから、古来より『神秘の化石』『太陽の石』『人魚の涙』などと呼ばれて古来より珍重されて来ました。
夏は目に涼しく、冬には温かさを讃えるその深い輝きは、きっとあなたを魅了してくれることでしょう。
※印材としての強度を保つ為に高硬度の人工樹脂を合成し成形しています。

象牙とは、ぞうの牙(門歯)を使用した印材のことで、まさに印材の王様と呼ぶにふさわしいでしょう。
使い込む毎に味わいを増す極上の美観とずっしりとした質感は、持つ人に確かな存在感と満足感を与えてくれます。
希少性や見た目だけでなく、鮮明な印影を作る朱肉のつきの良さ、壊れにくさにつながる印材の粘り、耐久性に関わる高い硬度など、印材に要求される性能でも、全てにおいて最高ランクのものを持っています。
象牙の取引はご承知のとおり法律によって管理されていますが、当店は、経済産業省の指示のもと、象牙加工品を取り扱う特定国際種事業者として登録し、同省による監督の下で営業を行っていますので、ご安心してお買い求めください。
原産地はアフリカです。

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